2011-02-15

読書を廃す。これ自殺なり。
~国木田独歩~
意味:人としての価値は精神生活の充実いかんによって決まる。読書はそれをよりいっそう充実させるものであるから、これをやめるのは自殺行為に等しい。


ここまで言い切れる国木田さんってすごいですよね笑

まず言っときますが、僕は読書が苦手です。1年間に読む本の数なんて五冊にも満たないでしょう。つまり国木田さん的見解から言えば、僕は日々自殺行為を繰り返しているということになります・・・

別に本が嫌いってわけじゃないんです。むしろもっと本を読んで色んな知識を見つけて吸収したいと思ってます。だって本を読んでる人ってそれだけでかっこよくないですか?黙々と本と向き合ってそこに広がっている知識という名の泉から、それはもうきれいなきれいな水をすくいとってるんですよ!!

僕もそんな知識人になりたいです。

ただね、続かないんですよ、集中力が!!読みやすい本なら難なく読めるんですが小難しい自己啓発本なんかは最初の目次ページで諦めてしまいます。飽きっぽい性格なんですかね・・・

けどそんな僕でも今まで読んできてすごく面白い!!ためになった!!と感じた本はあります。今日はそんな本を二冊紹介したいと思います。




まずはこれ
思考の整理学 (ちくま文庫)
思考の整理学
外山滋比古

この本には少し思い入れがありまして、この本は僕が大学に合格した時に父が僕に勧めてくれた本です。上京するにあたって新幹線に乗る前に父から渡されその行きの新幹線の中で読みました。
考えることの楽しさを満喫させてくれる本です。古い本ではあるんですが、それでも今に通じる思考のエッセンスが集約されています。


個人的に印象に残っているのは朝飯前の話ですね。朝八時に起きてそのあと朝食は食べずに勉強なり仕事をする。文字通り朝飯前の状態にする。そのあと一二時に朝食と昼食を一緒に取る。いわゆるブランチですね。それからまた昼寝をする。夕方頃に目が覚める。そこからまた勉強して夕食を食べる。こうすることで一日が二日に感じられるようになり脳がお得な気分になるらしいですよ。まあ学生である自分にこんな生活は無理なんですが、いつかこんな生活をしてみたいですね。

二冊目

AnotherAnother
綾辻行人
その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラス の雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長 の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。


少しホラー要素が入っていますが全く怖くありません。これを読んでいる時は時間の流れを忘れるくらい夢中になって読みふけりました。約700ページにわたる分厚い本なんですが二日で読んじゃいましたね。とても読みやすいです。何よりヒロインであるミサキ・メイがかわいい。エヴァンゲリオンの綾波レイや涼宮ハルヒシリーズの長門有希を彷彿とさせます。最後にはやられたって感じで見事にだまされました。

どちらの本も自分が「お気に入りの本は?」と聞かれたら必ず答える二冊ですね。ぜひ手に取って読んでみてください。

 今回は二回目にして本の紹介ということでかなり長文にわたって書いてしまいました。ブログって書くのにものすごい時間を費やしますね(疲 



0 コメント :

コメントを投稿