2013-08-26



先日、映画「ホワイトハウス・ダウン」を観て来たのでその感想です
※続きはネタバレを含みます

ホワイトハウス・ダウン あらすじ
「インデペンデンス・デイ」「2012」のローランド・エメリッヒ監督が、謎の組織にホワイトハウスが乗っ取られ、ワシントンD.C.が危機に陥る様子を描くアクション大作。議会警察官のジョン・ケイルは、大統領のシークレットサービスになるため面接試験を受けるが不採用となってしまう。幼い娘をがっかりさせたくないと、ジョンは娘をホワイトハウスの見学ツアーに連れ出すが、その時、謎の武装集団がホワイトハウスを襲撃、占拠するという前代未聞の事態が発生する。政府が大混乱に陥る中、ジョンは大統領や娘、そして合衆国の命運をかけた戦いに身を投じる。主人公の警察官ジョン・ケイル役に「G.I.ジョー」のチャニング・テイタム、米大統領役に「ジャンゴ 繋がれざる者」のジェイミー・フォックス。


一言でいって、とっても面白かったです。ローランド・エメリッヒ監督の作品はとても好きで、このホワイトハウス・ダウンも間違いなく私の好きな作品の一つになるでしょう。


私にとって、面白さを感じた一つ目の理由は、作中に見られるシリアスな笑いです。
「シリアスな笑い」という表現方法が正しいのか分かりませんが、「非常に緊迫した状況の中で、おかしいことを大真面目にやっている」というシーンが作中何度もあり、そこがとても笑えて面白かったです。


いいキャラクターをしていたのがジェイミーフォックスが演じるアメリカ大統領ジェームズ・ソイヤー。このソイヤーがテロリストにホワイトハウスを占拠されている緊迫した状況の中で、アメリカ大統領らしからぬお茶目な一面を多く見せてくれます。
エア・ジョーダンのシューズをテロリストにつかまれると怒って蹴ったり、テロリストを銃で撃つときにわざわざメガネをかけたり(そのときの表情がとても面白い)、車には癖で後部座席に乗ったりと、大統領も普通の人間なんだなと思わせたりします。


一方で、主人公であるジョンの娘がテロリストに撃たれたそうになる時には、「君一人のために何百万人もの人間を犠牲に出来ない」と大統領としての責任、リーダーシップも感じさせます。彼のキャラクターが映画の中で、とてもいい味を出していたと思います。
大統領以外にも、ホワイトハウスツアーを先導していた男の人(名前忘れた)も面白かったですね。


二つ目の理由としては、伏線の回収のうまさです。
テロリストによる占拠が始まるまでの序盤、やや退屈な展開かと思ったんですが、後のシーンに重要な意味づけをもたらしていたんですね。ジョンの娘エミリーは学校の行事で旗振りの練習をしていたのですが、それを父親に見てもらえず機嫌を損ねていたんです。
ですが映画の最後で、エミリーが大統領旗を振ったことで、ホワイトハウスを空爆しようとした戦闘機にテロリストからの解放を示すことが出来ます。このシーンはこの映画の最も印象残るシーンといえますね。


三つ目の理由に、映像です。

ローランドエメリッヒ監督といえば、「インデペンデス・デイ」、「デイアフタートゥモロー」、「2012」でも知られているように、迫力ある大規模な破壊映像ですね。そこから監督は破壊王という異名でよばれています。単なる破壊だけでなく、特に「デイアフタートゥモロー」では「本当にそうなるかもしれない現実味」を映像からリアルに感じ取ることが出来ました。今作でも、破壊王の異名にふさわしく、ホワイトハウスでのテロをこれでもかと大胆に見せ付けてくれます。そして迫力のアクション。とても見応えのあるシーンばかりでした。


至るところで言われているように、エメリッヒ流のダイハードといえる映画ですね。主人公の名前もジョンだし、白のタンクトップだし。単純明快なアメリカ映画で2時間があっという間でした。


とても面白いと思うのでまだ観ていないと言う方にぜひおすすめです。
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