2011-12-28

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2011年も残すところあと少し。1年の振り返りということで、今回は私が今年観た映画を簡単な感想とともに、振り返りつつ紹介したいと思います。私の個人的な見解、偏見が多分に含まれております。

今年1年の公開順に紹介していきます。

※映画の画像、あらすじは映画.comから引用

  • アンストッパブル             評価: ★ ☆ ☆
「アンストッパブル」の場面カット
 「クリムゾン・タイド」「デジャヴ」「サブウェイ123 激突」でタッグを組んできたトニー・スコット監督とデンゼル・ワシントンが、実際の列車暴走事故をもとに映画化したアクション大作。米北東部のペンシルバニアで、大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した最新式貨物列車が、整備ミスにより暴走してしまう。ベテラン機関士のフランク(ワシントン)は、初めてコンビを組むウィルとともに暴走列車を止めようと奔走する。共演はウィルに「スター・トレック」(09)のクリス・パインのほか、ロザリオ・ドーソン。
2011年最初に見た映画はこれでした。とにかく、デンゼル・ワシントンが渋すぎ、かっこよすぎでした。会社側から解雇を言い渡されてるにもかかわらず、列車事故を阻止するべく、会社のため自分のため、持てる知識と力を注ぎます。それに刺激された若い新米車掌を演じるクリス・バインも印象的でしたね。単純だけど、ふたりの境遇の違い、考え方の違いなんかがラストに絡んできてとても面白かったです。ハラハラ・ドキドキの手に汗握る展開、映画としてとても見ごたえのあるいい作品でした。

  • ソーシャル・ネットワーク               評価:
「ソーシャル・ネットワーク」の場面カット
 世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネットワーキン グ・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ。共演にジャスティン・ティンバーレイク、新スパイダーマンに抜擢されたアンドリュー・ガーフィルドら。
かなり話題になった作品ですね。私も流行につられ映画館に観にいき、流行につられFacebookのアカウントを作成しました。そして今は、絶賛放置状態です笑。けど映画は話題になるだけあってすごく面白かった。いつもアクションとかSFばっかみてるので、こういう会話劇を基本とした映画にすごく新鮮味を感じました。開始10分で引き込まれましたね。映画を見る前は、きっとマーク・ザッカーバーグの武勇伝をこれ見よがしに見せ付けられるんだなぁ~なんて軽く考えてたんですけど、そんなことはなく、ザッカーバーグも一人の人間、ずる賢いところもあるんだなと見終わった後は思いました。なかなかつかめない人間なんですが、映画の最後にザッカーバーグがみせる人間らしい行動がとても印象的でした。


  • 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)    評価:
名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)の場面カット
 青山剛昌原作コミックの人気アニメーション劇場版15周年作品。12月のある日、再選を果たした朝倉都知事宛にナゾの脅迫状が届く。翌日、開通したばかりの都営新地下鉄のトンネル爆破事件が発生。コナンは朝倉に恨みを抱く者の犯行と疑い、朝倉が国土交通大臣時代に建設したダムの関係者を捜査するため、新潟県に向かう。
その矢先、捜査先の雪原で死因不明の遺体が発見され……。
大学生にもなって何見てんだって話ですが笑 コナンは原作も買い続けており、結構好きなマンガです。毎年恒例の映画も、なんだかんだ気になってしまい、観に行ってしまいます。 今作もお決まりの爆弾展開。そして、「ありえね~」と突っ込みどころ満載。だがそれがいい。体は子供、頭脳は大人のコナンには何だって出来ちゃうんですね笑 震災の後ということもあり、映画中のとあるシーンに対して、過敏な反応が起こらないか心配したんですが今思えば無用な心配でした。来年もまた映画公開が決定したということで、おそらく観に行くでしょう。それよりも、原作がちゃんと完結してくれるのか、心配だったりもします笑

  • パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉  評価:
パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉の場面カット
ジョニー・デップ主演の世界的大ヒットシリーズ初の3D版で、「呪われた海賊たち」(2003)、「デッドマンズ・チェスト」(06)、「ワールド・エンド」(07)に続く第4作。イアン・マクシェーン演じる史上最強の敵“黒ひげ”やペネロペ・クルス演じるナゾの女海賊“アンジェリカ”といった、新キャラクターが多数登場する。前作のラストで暗示された永遠の命をもたらすという「生命(いのち)の泉」をめぐり数々の野望が渦巻くなか、海賊ジャック・スパロウが新たな冒険へと旅立つ。

大ヒット人気作の4作目。このシリーズはすべて観ているんですが、2作目、3作目は個人的にはストーリーが追いづらく、不満が残っていました。今作から新たな物語展開となり、また新たな気持ちで観ることができました。その理由もあって、面白かったです。相変わらずジャク・スパロウのちょっとお茶目なところに、クスッときます。そしてバルボッサがかっこいい!!すこし、年老いているんですけど、それがまたよりいっそう渋みを増していました。ペネロペ・クルスも良かったです。その他にも、前作までの登場人物が少し年老いてて、何か海賊時代の終焉が近づいているのかなぁなんて思いました。映画の終わり方からも分かるように、続編の企画もあるらしく今後にも期待したいですね。


  • プリンセストヨトミ                       評価:  ☆
プリンセス トヨトミの場面カット
「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」で知られる人気作家・万城目学の直木賞候補になったベストセラーを映画化。1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔(まつえい)が今も生きつづけ、大阪の男たちは400年もの間その秘密を守り続けていた。国家予算が正しく使われているかを調査する会計検査院の精鋭3人は、
ふとしたことからその真実を知ってしまい、大阪の公共機関や商業活動など、
あらゆる機能が停止する一大事件に巻き込まれていく。

大阪国が存在するという話。面白い設定ですよね。その設定の魅力に引き込まれ、観に行きました。その設定を十分に生かした展開と、内容の深さもあいまって十分見応えのある作品だったと思います。ちなみに原作は読んでません。大阪国が存在するとか、もしかしたら歴史上考えると本当に存在するのかもとか思ったりしますが、最も伝えたかったのは父と息子の愛情、父子愛(おやこあい)なんだなと思いました。公開時期も父の日と近かったですしね。見終わった後は家族、特に父親と連絡がとりたくなります。そんな思いがけないメッセージ性のある面白い映画でした。オチのつけかたも良かったしね。


  • スカイライン -征服-                      評価:     
スカイライン 征服の場面カット
「タイタニック」「ターミネーター3」ほか多数のSF作品においてビジュアル・エフェクトを手がけ、「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」で長編監督デビューを果たしたコリン&グレッグのストラウス兄弟の長編第2作。ある夜、ロサンゼルス上空に突如として巨大宇宙船が現れ、人間たちを吸い上げていく。人類は謎の異星人たちに立ち向かうが……。

これぞB級映画という作品。過度な期待は禁物です。ネット上にも酷評がめだちますが、こういう作品もあっていいものだと思います。というか私は嫌いじゃないです。大まかに言えば、クローバーフィールドと宇宙戦争を足して2で割った感じでした。B級映画だけあって、宇宙人の怖さが結構リアルに描かれていました。表現がすこしグロいところもあり、私が観ていた時は途中で退席した人もいました。こういう映画は、最後には人類がかっこよく勝利!って感じで描かれるのが通例ですけど、実際に考えてみると、わけもわからないまま宇宙人が侵略してきたら、こんな風になるんじゃないかなって思いました。興味がある人は一度ご覧ください。


  • SUPER 8 スーパーエイト                   評価:
SUPER 8 スーパーエイトの場面カット
「M:i:III」「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス監督が、スティーブン・スピルバーグをプロデューサーに迎え、「未知との遭遇」などスピルバーグ初期監督作にオマージュをささげて製作するSF大作。1979年、米空軍はネバダ州エリア51の一部を閉鎖。ある物をオハイオ州の施設に輸送しようとするが、貨物列車が脱線事故を起こしてしまう。そして、その中から何かがうごめきだし……。8ミリカメラで映画製作をしていた少年少女たちが事故現場に遭遇し、エリア51をめぐるナゾに巻き込まれていく。
E.T×スタンドバイミーというCMが印象的でした。確かに似通った部分もありますが、先入観にとらわれすぎないほうが良いかもしれません。でも映画自体は面白かったです。スピルバーグがプロデューサー、そしてその作品にオマージュがささげられていることもあり、未知との遭遇がテーマになっています。色々と突っ込みどころもありますが、家族で楽しめるとてもいい映画でした。主人公が、物語を通して成長する姿がはっきりと描かれ、そのような表現の仕方はさすがスピルバーグって感じです。エンドロールが本番っていう人もいるくらい最後まで楽しめます。そしてタイトルにある8のいろんな意味に気づかされます。映画を見終わったあとに、一緒に見た人と内容について熱く語り合いたくなる作品でした。

  • トランスフォーマー ダークサイドムーン  評価:
トランスフォーマー ダークサイド・ムーンの場面カット
日本の人気玩具をもとに、マイケル・ベイ監督が実写化したSFアクションシリーズ第3弾。1969年7月20日、アポロ11号による人類初の月面着陸により、月の裏側に金属生命体=トランスフォーマーの宇宙船が不時着していたことが発見された。NASAとアメリカ政府により長らく隠されていたその事実から、トランスフォーマーをめぐるナゾが明らかにされていく。シャイア・ラブーフらメインキャストが続投するなか、ヒロインは前2作のミーガン・フォックス演じるミカエラから、モデル出身の新鋭ロージー・ハンティントン=ホワイトレイが演じる新キャラ、カーリーに交代。
映画公開をかなり楽しみにしていた作品でした。その期待に、十分に応えてくれる、むしろ予想のはるか上を行く出来でした。映画の3Dってあまり好きじゃなかったんですが、この映画は違いました。3Dでこそ観るべきです。圧倒的な迫力、臨場感を味わうことが出来ます。そして最後の戦闘シーンは必見です。私自身がロボット好きということもありますが、日本人(特に男性)が好むロボットの変形がいっぱい描かれていて、やっぱり胸が躍りますねぇ。主人公があまり魅力的では無いかもしれませんが、それもロボット(オートボット)をひきたてるためだと思えば納得。唯一の不満はヒロインが変わってしまったこと。前作までヒロインを演じていたミーガン・フォックスのほうが良かったなぁ。何か干されたらしいですね笑 今年のSF映画の代名詞ではないでしょうか。



  • 世界侵略 ~ロサンゼルス決戦~        評価:
世界侵略:ロサンゼルス決戦の場面カット
1942年、米ロサンゼルス上空に未確認飛行物体(UFO)の編隊が出現し、空軍が対空砲火を行うも撃墜は失敗。それ以降、世界各国で不気味な円盤の目撃情報が相次ぐ。そして2011年、ついに宇宙からの地球侵略が開始される。人類最後の砦(とりで)となったロサンゼルスを舞台に、エイリアンの侵略に立ち向かう米海兵隊員たちの戦いを描くSFアクション。主演にアーロン・エッカート。「テキサス・チェーンソー ビギニング」のジョナサン・リーベスマンがメガホンをとる
話の導入としては、スカイラインとかなり似ていますが、こちらはまったく違う展開が繰り広げられます。スカイラインを裏とするならば、こちらは完全に表の映画、そんな印象です。詳細は別エントリ世界侵略 ~ロサンゼルス決戦~をどうぞ。ミシェルかわいいよ、ミシェル。


  • 猿の惑星:創世記                       評価:
猿の惑星:創世記(ジェネシス)の場面カット
人気SFシリーズの第1作「猿の惑星」(1968)のプリクエル(前章)。現代の米サンフランシスコを舞台に、遺伝子操作によって高い知能をもち人間たちを支配しようと企むサルたちと、それに対抗する人間たちの戦いを描く。主人公の若き科学者役に「127時間」のジェームズ・フランコ。共演に「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピント、「ロード・オブ・ザ・リング」のアンディ・サーキスら。
監督は英国の新鋭ルパート・ワイアット。
個人的には、今年最も印象に残った映画かもしれません。ストーリー展開や映像、オチの付け方、いろいろと考えさせられることもあり、とても完成度の高い映画だと思います。こちらも詳細は別エントリ猿の惑星 創世記をどうぞ。


  • 映画 けいおん!                       評価:
映画 けいおん!の場面カット
かきふらいによる4コマ漫画を原作に、2009年から10年に計2シーズンがTV放映され大ヒットを記録した人気アニメーション「けいおん!」の劇場版。TVシリーズでは描かれなかった桜が丘高校軽音部の部活ライフが描かれる。卒業を控えた軽音部3年生の唯、澪、律、紬はいつも通りのゆるやかな日々を送っていたが、同級生たちが
卒業旅行を企画していることを知り、自分たちも卒業旅行へ行くことに。
2年生の梓も加わり、各々が候補地の希望を出す中、くじ引きでロンドン行きが決まるのだが……。
私が深夜アニメを見るように至らしめた諸悪の根源です笑 アニメと同様映画も楽しめました。唯のカリスマ性、人望の厚さに感服しました。都合よく事が運びすぎだろとか突っ込みたくなりましたけど、そこはやはりアニメということで寛大な気持ちで観ましょう。個々人が強い個性を持った集団って、その集団自体も強い個性を放つんですよね。逆もしかり。HTTがもし現実にいたら、今のSMAPみたいな存在になってるんじゃないか?とか思ったりしました。女子高生の日常を描いた作品ということで、女性でも楽しめるアニメの作品、むしろ女性のほうが楽しめる作品なのではないでしょうか?ちなみに私は、むぎちゃん押しです。


  • まとめ
以上、ざっくりと今年見た映画について感想をまとめてみました。こうしてみると、やっぱりSF好きだな~って感じです。来年は他のジャンルの映画も色々と観てみたいですね。基本的に私は映画に対して辛口になることはありません。どんな映画も、観終わった時には「あ~面白かったな~」と深く考えずに思ってしまいます。なので深い考察もせず、Feeling中心で感想を書きました。かなりへたくそな文章で読みにくかったと思いますが、ここまで読んで頂いた方ありがとうございます。

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